伊豆の大瀬崎でダイビング
先日から国内外のダイビングのビッグツアーを企画していましたが、取りあえず近場の伊豆でダイビング。
先日の雨で、富士山はうっすらと雪景色です。
水中は、この時期にしては今一つの透明度で、5~7m前後といったところでしょうか。
水温も約23℃と下がってきました。
今日の収穫は、最近目撃例が増えていたクマドリカエルアンコウちゃん。
大瀬崎の秋の風物詩であり、アイドルです。
最近、海外の海に関する記事を書いていましたが、潜っていて一番面白く飽きないのが、ここ大瀬崎です。
ポイントは大きく分けて、湾内、先端、外海。
砂地、漁礁、岩場など変化に富んだ景色が広がる湾内、キンギョハナダイやソラスズメダイなど南国の海顔負けのカラフルな魚影が見られる先端、ソフトコーラルに彩られ、ゴールデンウィークの前後にはマンボウが見られる外海など、それぞれが全く違う表情を見せてくれます。
前述のクマドリカエルアンコウや、南方からの季節来遊魚、各種ウミウシ、マンボウの他、ジンベエザメ、マンタ、ハンマーヘッドシャークなどの大物も現れることがある海には、常にサプライズが溢れており、ワイドもマクロも楽しめます。
南の島に行っていつも思うことは、「きれいだけど飽きる」ということ。
南の島の海の美しさには及ばないものの、黒潮が入り「大瀬ブルー」と呼ばれる時の透明度は、南の島の海に負けていません。
これだけ多彩なポイントを狭い範囲に凝縮したエリアは世界的にも珍しく、海外からのダイバーが増えています。
認知度さえ上がれば、「世界の大瀬崎」になる日は遠くないかもしれません。