困った雪不足と大雪対策
今年は降雪が少なく、スキーシーズンの始まりは遅れそうです。
昨年は降雪が早く、今頃は全面滑走可となるスキー場を待ちわびていましたが、今年は打って変わってどこのスキー場も大苦戦しているようです。
エルニーニョの発生も報じられており、暖冬という予想は今のところ当たっているようです。
りんりんさんは新しいスノーボードデビューが待ち遠しく、車にも既にスタッドレスを装着して雪道の準備は万端というのに、雪が降らないことにはどうしようもありません。
ところで、雪道と言えば、先日困ったニュースが飛び込んできました。
それは、チェーンの義務化という国土交通省の方針についてです。
毎年、雪道で動けなくなった車のために大渋滞が発生し、数日間閉じ込められたという出来事が続いており、業を煮やした国が動いたようです。
ただ、私たちのようにスキー場へマイカーで行くスキーヤーにとって、面倒なチェーンの装着は、大きな負担になります。
雪の降る中や泥水の溜まった路面でのチェーン着脱は、まさに地獄です。
また着脱のタイミングを間違えれば、チェーンが切れたりしてトラブルの可能性が高まります。
これまでもチェーンの装着を必要とする路線はありましたが、混雑時にはチェーンを着脱する車で大渋滞が発生していました。
そもそも、大雪の時には凍結路と異なりチェーンも役に立たないので、全国で約200区間も対象となれば、各地で渋滞が発生し大混乱となりそうです。
全国で約200区間という対象区間を決められるのであれば、融雪装置や融雪機を設置した方が、国民に過度な負担を求めるよりも効果的で合理的なような気がします。
「雪国を知らない」という雪国の住人からの恨み節も無理はありません。
毎年のことですが、雪が少なくても多くても、雪国の悩みは尽きないようです。